このクラシックさがいいですね

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アンダーセン社ナローラインのサッシ

アンダーセン(Andersen)社製ナローライン・シリーズのダブルハング・サッシは、窓の上枠に内蔵されたバランサーから糸が建具に向けて伸びています。

ダブルハングとは、上側の建具(障子)と下側の建具の両方が可動するタイプの窓を言って、下窓だけが可動するサッシをシングルハングと呼びます。

アンダーセンの上げ下げ窓は木製ですから、結構な重さがあるのですが、その重量を支える為に建具をバランサーで引っ張り上げているのです。

でも、所詮糸ですから10年もすると劣化して糸が切れてきます。上げ下げ窓は、多くのお客様が下窓だけを動かす傾向にありますから、まず下窓側の糸が切れる傾向にあるのですが、バランサーは下窓も上窓も同時に支える構造になっています。

また、糸は建具(窓枠)の左右に付いていますから、右か左のどちらかの糸が切れても左右同時に交換しなければいけません。それは、バランサー自体の寿命が一定の為、どちらか一方だけを交換してもすぐにもう片方も交換が必要となるからです。

また、バランサーに仕込まれたバネも長年の使用で伸びていますから、新しいものと古いものとが左右で混在すると、窓のバランスが崩れてうまく開閉出来ないという問題も起こるのです。

建具が糸で吊ってあって欧米のクラシックな窓の雰囲気が感じられていいものですが、そのメンテナンスには少々手間・暇が掛かります。

手の掛かる子は可愛い、と思える人は、アメリカ アンダーセン社のサッシはお勧めです。(尚、メンテナンス・フリーの家などありませんから、建てたら一生持つなんて甘い考えは禁物ですよ)

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